ガン細胞を死滅へと追い込む沖縄モズク由来多糖体の誕生!
日本一の長寿県は、「海の幸の宝庫」
フコイダンは、“海からやって来た新しい抗ガン物質 ”なのです。1996年の第55回日本癌学会では、フコイダンの抗ガン作用は、抗ガン剤などとは異なる作用機序(作用の仕方)をするらしいこと、それは、ガン細胞を「自己崩壊=自殺(アポートシス)へ追い込む」と言う抗ガン作用である点も感心を呼び 、さらに、沖縄モズクから得られたフコイダンの抗ガン作用に関する研究発表も1998年に行われ、他に比して非常に純度の高いフコイダンが得られる事も明らかにされました。
沖縄モズクは、琉球大学農学部生物資源科学科の分析でフコイダンの収量が3倍強も多い事がわかりました。 同じく琉球大学の研究によって沖縄モズクのフコイダンの化学組成は、全糖(67.2%)、ウロン酸(13.5%)、灰分(23.0%)、硫酸(11.9%)、水分(3.2%)、であること、またその構成糖の大部分は「L-フコース」で、他にわずかに含まれる「D-キシロース」とともに、フコイダンの有効作用の主軸を形成していると推定されています。
また、コンブなどからフコイダンを調整しようとすると、ヌルヌル成分のアルギン酸などが混入して精製には相当の困難が伴うのですが、コンブに比して約5倍のフコイダンを含む沖縄モズクでは、その問題が容易に解決できることがわかりました。
最先端医療が全力を傾注していながら、今なおガンは治癒率(治療後5年間再発しないもの)が60%程度だとされています。治療の主流である抗ガン剤や手術療法や放射線療法も含めこれまでの治療法は、いわばガン細胞を“他殺”によって排除しようとするもので、その“強引さ”が、患者に希望と一緒に苦痛をも与えてきました。
そのような観点から見ると、不死身を誇るガン細胞に対して“自殺”するように仕向けるフコイダンの抗ガン作用は、苦痛や副作用がなく、患者のQOL (生活の質)を高める意味からも評価されるべきでしょう。
海藻と言えばノリ・コンブ・ワカメ・モズク・ヒジキなどが美味しい食材として頭 に浮かんでくると思いますが、それだけではなく、カルシウムや沃素などのミネラルや ビタミンなどの栄養源として、更に近年では、ヌルヌル成分のアルギン酸(食物繊維) のコレステロール吸収抑制作用、ラミニン(糖タンパク質)の血圧降下作用なども注目されてきました。
「海藻」は、海中に生えて胞子により繁殖する藻類(緑藻類・褐藻類・紅藻類に大別 されます)の事を言い、「海草」は、海岸近くの海中に生え、花を咲かせて種子で繁殖する植物(アマモ・イトモなど)の事を言います。
この海藻から新しく見いだされ、ガンに対する“特別な効能”(有効作用)が認められた機能成分があります。
それが、「フコイダン fucoidan 」と言う多糖体(化学的に は「フコース」を主構成糖として硫酸やウロン酸が結びついた物質)です。
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