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    自家製古酒の作り方

    沖縄では子供の誕生や結婚などのお祝いに事寄せて泡盛を買い、これを寝かせて、
    たとえばその子供の二十歳の祝いに封を開ける、といったことがよく行われています。
    いい古酒は人を集める。自家製古酒造りをしてみませんか。


    1. まず泡盛を購入しましょう
    アルコール度数が高いほど変化する要素が多くなるので、43度がよい。

    2. 甕を用意
    ビンのまま置いても確かに泡盛は変化しますが、自宅の古酒造りなら泡盛全体が呼吸できる南蛮焼きがいいようです。

    3. 蓋を確認
    蓋が合わないと、いざ開けてみたら中身はみんな蒸発、などということにもなりかねません。
    蓋だけは新しく交換しましょう。

    4. 冷暗所をチェック
    家の中で日が当たらず、一年中比較的涼しい所(押し入れなど)に管理します。できれば、
    ふだん目に付かない所に置いておくほうが途中で目減りする心配もありません。

    5. 時々起こしてあげましょう
    ただ寝かせておくことより、時々揺すって酒を起こすことも大事な作業になります。

    6. 仕次ぎ記念日
    誕生日やお正月など、毎年日を決めて仕次ぎをします。酒には熟成のピークがありますが、
    若い酒を加えて撹拌することで酒が活性化し、いい古酒になります。

    7. 古酒は浪漫です
    泡盛は生きています。仕次ぎをしていけば、何十年と生き続けます。
    次の世代に残すことも可能。ロマン溢れる酒、それが泡盛なのです。

    いちばん古い酒(親酒)を少し取り出したら、次に古い酒(2番手)を入れ、そこには次に古い酒(3番手)
    を補い・・・と、これが仕次ぎです。家庭ではここまでは無理でも親酒を少し汲み出して、市販の古酒を入れておくだけでもよくなります。

    43度の泡盛を用意しましょう (上の写真は、一斗壷と仕次ぎ用に一升瓶)

    手軽に自家製古酒を創るためには、こんな大きな壷(甕)は、いりません

     
           五合壷              一升壷

    自分だけで楽しむのであれば5合壷でも1升壷でもかまわないのですが3つ用意できれば、最高です。仕次ぎの説明図のように甕(壷)に名前をつけておくとわかりやすくなります。是非チャレンジしてみてください。